SOLDER

 

 

君は片手をあげて

小高い丘を駆け下りてきた

僕に別れを言うために

力をこめた手をふりながら

 

小指に 「必ず帰ると」と

願いをこめて 約束したけど

 

SOLDER 君の写真だけが

壊れかけて部屋を飾っているよ

SOLDER 僕はひとりになり

約束した丘で空を見上げる

 

 

都会も廃墟と化して

子供が親を探して泣くよ

なにもすることができずに

すべてが一瞬で消えたね

 

土産に 「名を高める」と

はにかみながら 約束したけど

 

SOLDER 僕はそんなことを

望んじゃいないよと 笑ったけれど

SOLDER 君はなにを懐い

この丘と同じ空を見たの